土地から探す場合に強いハウスメーカーはどこ?
2020年10月27日ハウスメーカーは建物を依頼するだけでなく、土地から探す場合にも役に立ちます。大和ハウスや積水ハウスなどの大手は掘り出しものの土地を持っているし、住友林業も不動産に力を入れています。ハウスメーカーは多少にかかわらず、既存物件の情報を持っているので、活用するのが良い方法です。しかし、希望する物件があるかどうかはその時になってみないとわからないものです。土地から探す場合は多くの業者に声をかけておくことが効果的です。
ハウスメーカーは造成住宅地において土地を取得する権利を持っていることがあります。気に入った住宅地が発生したら、そこで権利を持っているハウスメーカーにアプローチしてみることも必要です。そのような宅地を求める場合は建築条件付きとなることを心得ておくことが大切となります。建築条件付きとは土地とセットで建物の建築を契約することで、その場合は土地だけを求めることはできません。
郊外の造成地は大手の不動産会社がデベロッパーであることも多く、その場合は系列のハウスメーカーに多くの情報が入ります。不動産会社の系列のハウスメーカーは住宅建築が専門のメーカーと比較すると技術力は劣ります。しかし、土地を優先して求める場合は系列の会社を選ぶ選択肢も否定できません。造成地は無条件で土地だけを分譲することもありますが、倍率は高いものになるのが普通です。
郊外の造成地は大手のハウスメーカーだけが手掛ける訳ではなく、地元の不動産デベロッパーが事業主体のものもあります。そのような場合は建売や注文住宅が用意されますが、誰が作ったのかがわからないケースも存在します。通常は地元の工務店が下請けで建てる場合が多く、品質にはバラツキがあります。あまり有名ではない会社から住宅を購入する場合は、性能の評価が重要となります。
土地から探す場合は建てる住宅の内容が疎かになりがちですが、最低限の品質を確保することも必要です。住宅の最低限の性能は建築基準法で規制されていますが、それだけでは満足できません。想定を超える大きさの地震が起きた場合は、建築基準法の規定を満足しただけの建物は強度上の心配が残ります。住宅の性能を客観的に評価するには、住宅性能表示制度や長期優良住宅の認定を受けていることが判断基準となります。十分な強度を持つかどうかは住宅性能表示制度の耐震等級で判断でき、長期的に必要な性能を維持できるかどうかは長期優良住宅の認定の有無で判断できます。